帆立漁と干し貝柱

帆立の干貝柱をはじめ水産乾物を輸出販売しております

帆立(ホタテ)の漁場と干貝柱の生産地

帆立漁場と干貝柱の製造地域

干貝柱の原料になる帆立の主な漁場は北海道東部のオホーツク海です。 北海道沿岸のオホーツク海は冬に北から流氷が流れ込む事により、多くのプランクトンが流氷と共に運ばれ栄養豊かな海になります。

また北海道東岸には工業地帯はなく、オホーツク海は世界的に見ても非常にきれいな海であり、栄養豊かな自然の恵みと、手つかずのきれいな海によって旨みの詰まった栄養豊富な帆立が生まれるのです。

干貝柱の製造工場も漁場に近いオホーツク海沿岸に集中しており、北は宗谷から南は常呂までに立地します。 水揚げ当日の鮮度抜群の生の帆立を使用し干貝柱は製造されます。 尚、以前は28工場あった干貝柱工場も諸事情により今では約20工場に減ってしまっています。

帆立の漁獲方法

北海道オホーツク沿岸の帆立漁では主に「地まき漁」という漁法をもちいています。1年間育てた帆立の稚貝をオホーツク海に放流し、3年間海底で成長させてから漁獲します。

帆立漁船

帆立の漁獲方法

オホーツク海沿岸の各漁協単位で海区を4つに分け毎年違う海区に稚貝を放流し、3年経った海区を順番に操業し4年貝を漁獲します。この帆立の地まき漁業では、帆立が育つことのできる水深60mくらいまでの海区を最大限に利用しています。

操業方法は、大きな熊手の様な八尺と呼ばれる道具に網をつけて海底を引いて帆立を漁獲する「桁(けた)引き網漁」です。
(サロマ湖ではかごに入れて海中に吊るす養殖方式もあります)

帆立漁獲シーズンと干貝柱製造時期

帆立の漁獲

帆立の漁獲シーズンはオホーツク海北部と南部で多少異なりますが、おおよそ3月頃から11月頃までです。

3月~5月頃は漁場造成と言って5月に稚貝をまく海区の海底の状態を整備・改善させる為に前年取り残した帆立や天敵のヒトデ等を獲ります。

前年の取り残しと言ってもそれなりのまとまった数量が水揚げされます。漁場造成後の6月から11月頃までが本操業です。

帆立一番炊き後

オホーツク海の帆立は、6月の放卵が終わった後の7月~9月がエサをたくさん食べて一番貝柱が成長する期間です。

シーズン初めの漁場造成で獲れた帆立のほとんどは冷凍貝柱に加工されますので、干貝柱の製造が本格的に始まるのは、本操業のスタートする6月頃からです。

製造スタートから最終製品ができ上がるまで約1ヶ月~2ヶ月かかる為、干貝柱の製造時期は6月~12月頃となります。

干貝柱の製造割合

帆立の天日干し

オホーツク海で漁獲された帆立の内、全体の約15~20%が干貝柱に加工されます。

干貝柱の製造工場は、この数年の間に数が減ってしまった為、帆立の水揚げ量が増えても、加工能力がボトルネックとなり、なかなか干貝柱の生産量を増やせないのが実情です。

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